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Cycle* UCIシクロクロス ワールドカップ 2023/24 第1戦 ウォータールー(アメリカ) |
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©Panoramic/アフロ
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「スーパープレスティージュ」、「X2O・バットカームルス・トロフェー」といったシクロクロス3大シリーズの中で最も格式高い「UCIシクロクロスワールドカップ」。世界チャンピオンを決めるUCI世界選手権に向けて、全14戦のワンデーレースが開催される。初開催は1993-1994年。ベルギーやオランダで開催される他2シリーズと違い、世界各国を舞台にしており、開幕は例年アメリカのウォータールー。今年は第2戦からヨーロッパへ戻り、ベルギーを中心にフランスやイタリア、アイルランド、スペインを経て、最終戦はオランダのホーヘルハイデに向かう。ロードレース選手が、オフトレーニングの一環として始めたシクロクロス。競技は距離ではなく時間制で行われ、 雨でぬかるんだ山中や障害となる木々の間などを、専用のバイクで進む姿は圧巻。また急斜面や階段を越えることもあり、バイクを担いで走るというロードレースではありえない特徴もある。一斉にスタートを切り、1周が2.5〜3.5km程度のコースを周回し、1位の周回タイムを参考に、競技時間に適した周回数が設定され、ゴール着順を競う。選手の多くは他の自転車競技(ロードレース、マウンテンバイク、トライアスロンなど)と並行して参戦していることが多く、昨年の大会ではツール・ド・フランス2023でも活躍したワウト・ファンアールト 、マチュー・ファンデルプール、トーマス・ピドコックなども出場し、世界選手権歴代優勝者としても名を連ねている。その他にもワウト、マチューに継ぐ実力のある若手選手エリ・イゼルビットなど、主にシクロクロスを舞台に活躍する注目選手もいる。
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